(U^ω^)わんわんお!
犬は忠実で賢い動物ですが人間にとっては珍しく、おかしな行動をとることがあります。しかしながらこれらの行動の裏にはきちんとした論理的な理由があるのです。
このビデオでは犬が行う9つのおかしな行動と、その意味を説明します。
#9. 犬がうんちをする前に匂いを嗅ぐ理由
犬は本能的にトイレの場所を慎重に考えようとする性質があります。
犬にとってうんちやおしっこは有効なコミュニケーション手段でもあります。犬は排泄物によって自分のテリトリーを示すため、あなたの愛犬が選んだトイレの場所は、他の犬にどこで何をしていたかを知らせるメッセージになります。また脅威が迫っていることを他の犬に知らせることもできます。
愛犬がうんちをする前に匂いを嗅ぎ回るのは、他の犬や動物からのメッセージを読み取っているのです。
これらのメッセージはあなたの愛犬がそのエリアにいる他の犬や、それらの犬の性的状態、またそのエリアが誰のものであるかを知ることができます。
また他の犬の排泄物の匂いに含まれるメッセージは、トイレをするのに安全な場所であることを示す場合もあります。そのためあなたの愛犬が他の犬のうんちのすぐそばでうんちをすることがあるのです。犬も用を足すときは無防備なので、安全な場所を選びたいと思うのです。
もちろん犬にも排泄場所の好みがあります。光沢のある道路よりも、土や草の上でうんちをするのを好む犬もいるでしょう。匂いを嗅ぐことで、うんちをするのに適した場所を探そうとしているのです。
#8. 犬がベッドや床を掘る理由
犬の祖先であるオオカミは、葉っぱや土、松の葉などをひっかいて快適な寝床を作っていました。床やベッドをひっかいたり掘ったりするのは、実は寝床を作ろうとしているのかもしれません。
またベッドを引っ掻くことは縄張り意識の表れでもあります。犬は前足に分泌腺があり、寝具や引っ掻いたものに独特の匂いをつけます。あなたにはボロボロの毛布にしか見えないかもしれませんが、愛犬には自分だけの空間が見えていて、その匂いがするのかもしれません。犬はすでに自分のものだと感じている寝具の場所には、再び戻ってくる可能性が高くなります。そのため新しいペットが家に来たときや愛犬のために新しいベッドを購入したときに、ベッドを引っ掻く行動が激しくなることが多いようです。
また興味深いことに、ベッドをひっかく行為は犬の母性本能の一部でもあるのです。メス犬が子犬を産む準備を始めると、ベッドを引っ掻く行動が急に増えます。彼女は新しい子犬の到着に備えて巣を作り、暖かく安全に過ごせるようにしているのです。
#7. 犬が散歩で棒をくわえる理由
犬が散歩中に棒を持ちたがるのは、物を回収したいという本能的な欲求によるものです。
狩猟動物である犬は、伝統的に獲物を回収して飼い主のもとに届けるように飼育されてきました。この行動は数え切れないほどの世代を経て育まれたもので、今や犬のDNAに内在しているものです。
またお気に入りのおもちゃが外出先では手に入らないために棒を持ち歩くこともあります。棒はどんな犬にとっても、旅をするときに取り入れたい最適なおもちゃになりえます。
犬が棒を持つもう一つの理由は噛める場所を探しているためです。犬にとって棒は骨のように感じられ、噛むことで満足感を得ることができます。歯茎の痛みを和らげたり、歯の痛みを和らげたりすることもできます。特に歯が生え始めた若い子犬に顕著です。
#6. 犬が興奮したり従順なときにおしっこをする理由
従順尿や興奮尿をハウストレーニングの問題と勘違いしている飼い主さんが多いのですが、実はこれらは不随意行動の問題なのです。
飼い主が帰宅したときや友達が来たときなど興奮状態にあるときに、子犬は少量の尿を垂らしたり漏らしたりすることがあります。これは嬉しくて興奮して、おしっこを漏らしてしまった!という意味なのです。この行動は特に若くて元気な犬によく見られます。
興味深いことに犬は人や動物に従順な状態を伝えようとして排尿することもあります。群れの中で犬は、リーダー犬にその役割を受け入れていることを示し、対立を避けるためにさまざまな方法をとっています。その一つが尿を垂らすことです。
同様に犬が周囲や周囲の個体に対して恐怖やショック、不審、不安を感じている場合、自分が脅威ではないことを伝えるために、反応して尿を出すことがあります
#5. 犬が肉球をなめる理由
犬は通常セルフグルーミングの一環として前足を舐めることがあります。
しかし愛犬があまりにも前足を舐めすぎたり、突然片方の前足だけを舐め始めたりする場合は前足をよく観察してみるとよいでしょう。足の甲と底、爪の生え際、足の爪の状態を確認しましょう。異物、あざ、切り傷、腫れ、出血、赤み、かさぶた、爪が折れていないか、その他異常がないかを確認します。鋭利なものを踏んだり、熱い歩道を歩いたり、水ぶくれができたりして犬が肉球を刺激したのかもしれません。
また肉球を過剰に舐めるのは、食物アレルギーや寄生虫の感染が原因かもしれません。
#4. 犬がおもちゃを振る理由
犬の祖先であるオオカミは獲物を口にくわえて、それが絶命するまで左右に激しく揺さぶっていました。早く始末すればするほど早く食事にありつけるというわけです。
あなたの犬がおもちゃを振るのはオオカミが小さな獲物を仕留めるために使う動作を真似たものです。
でも勘違いしないでください。これはあなたの犬が攻撃的であることを意味するものではありません。オオカミのルーツは狩猟ですが、ほとんどの犬は楽しいという理由でおもちゃを振っているのです。
鳥やげっ歯類が手に入らない現代の飼い犬は、捕食の本質を楽しむためにその習性を残しているのです。ゴールデンレトリバーがボールを取ってくるのもそのためです。あなたのペットは祖先の肉食獣のように、ぬいぐるみを振り回さずにはいられないのです。
そして覚えておいてください。犬は退屈や欲求不満からおもちゃを振ることもあります。これは長時間一人にされたり、重度の分離不安のある犬によく見られることです。
#4. 犬がため息をつく理由
犬はご褒美のような行為の後に満足を示すためにため息をつくことがあります。例えば遊びの時間を過ごしたときや、好きな食事を食べたときなどです。犬は今の状況に満足し、幸せで、より深いリラックス状態に入っているのです。
興味深いことに犬は失望したときにも、努力の成果を示すためにため息をつくことがあります。例えば夕食の時間帯にずっと食べ物をねだり続けても報われなかったときなどです。このため息は愛犬が何度も試行錯誤を繰り返し、ようやく諦めたことを意味します。このとき犬は負けを認めているのです。
#3. 犬がうんちを食べる理由
犬もあなたと同じように、きれいな空間で遊んだり暮らしたりしたいと思っています。
生まれたばかりの子犬はトイレを使うことを知らないため、母犬は新しい家を清潔に保つために子犬のうんちを食べます。
これは子犬を病気から守るための自然な方法であり、母親が自分の子供を守るための方法なのです。
うんちを食べることは重要な栄養素を得る方法でもあります。
私たちはうんちを危険なものと捉えているかもしれませんが、思っているほど怖いものではありません。病気の動物のうんちを食べるとウイルスや寄生虫、細菌が含まれていて問題になることがありますが健康なうんちには無害な細菌と水、そして未消化の食べ物が含まれていることが多いです。うんちは栄養価が高く、腸内細菌を健康なレベルにリセットするのに役立ちます。
そして犬が馬の糞やガチョウの糞を特に好むことにお気づきでしょうか。これは草食動物の糞には酵素や部分的に消化されたタンパク質がたくさん含まれていて、犬の消化器系に有益だからです。
もしあなたの愛犬がうんちを食べているのなら、食事から足りない栄養素があるかもしれません。より健康的なドッグフードの食事に切り替えることがうんちを食べる問題を解決する最良の方法であることもあります。
また環境ストレスや不安から、自分のうんちを食べるようになる犬もいます。犬小屋や地下室で一人で飼われている犬は、人の近くで暮らしている犬よりもうんちを食べる可能性が高いという研究結果が出ています。
#2. 犬が逃げ出す理由
犬は好奇心旺盛で、活発に動き回り、匂いを嗅ぎ回り、探索することが何よりも好きです。何もすることがなく庭に一人残されると近所を散歩することもあります。
また犬は自然の呼びかけに応えようとして、走ったりもします。特に無傷の雄犬は繁殖意欲が旺盛で、仲間を求めて走り回ります。どんなに分別があり、よく訓練された犬でも自然の衝動に圧倒されてしまうことがあるのです。近所の避妊手術をしていない犬が歩道をうろついていて、あなたの犬がその匂いを嗅いだら、交尾の衝動に駆られそのままフェンスを突き破って道路に飛び出してしまうかもしれません。
犬が逃げるもう一つの理由は獲物を追いかけたいからです。犬は驚異的な聴覚能力を持っています。近くのリスや野良猫を見たり聞いたりしたのを追いかけて走っているのかもしれません。
もちろん花火や雷雨、あるいは家の中でのパーティーなど、突然の大きな音におびえる犬も少なくありません。どんなお行儀の良い犬でも恐怖のあまり、自分を守るために突然逃げ出すことがあります。
#1. 犬が吐く理由
犬が吐くのは、単に不味いものを食べた、食べ過ぎた、早食いしたという理由が考えられます。また食物アレルギーや食事の急激な変化、脂肪分やバターの多い食べ物の摂りすぎ、車に乗っての乗り物酔いなどでも吐くことがあります。
しかし嘔吐はもっと深刻な事態を示すこともあります。あなたの愛犬が有毒な物質を飲み込んでしまったか、あるいは早急な治療が必要な状態に陥っている可能性があります。
たまにしか吐かない場合は心配ありませんが、頻繁に吐いたり、慢性的に吐いたりする場合はより深刻な状態のサインである可能性があります。もしあなたの愛犬の嘔吐が一過性のものでないなら獣医の診察が必要です。
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